血糖値を下げる効果・働きを持つ物質は、
「ほとんどインスリンのみ」と考えるべきであり
いかに「インスリンを取り巻く環境を壊さないか」どうかということが、
高血糖・糖尿病を防ぐために、最も重要なことであると言えます。

しかしながら、血糖値の数値に関わる要素は
「下げる」ことだけではなく、「上げる」ことも重要であり
どちらかが苦手になっているということは、必ず高血糖にはつながるのです。

そしてインスリンを巧みに操ることで、血液中のブドウ糖の調節をする
「血糖値コントロールの司令塔」となっている器官が「肝臓」なります。

その時の体の状態を見極め、血液中にブドウ糖を「適切に」流すことで
結果的に活動するための、過不足ない状態を維持する働きを秘めた臓器なのです。

肝臓と血糖値の関係

肝臓が血糖値に対して、どう関わっている・影響を与えているのかというと
食事によって摂取したブドウ糖、その中の「余計な分」を「グリコーゲン」として
蓄積(貯蔵)しておくことが、まずは関わりの始まりになります。

そして、もし「エネルギー(ブドウ糖)が足りない」という状況になった際
そのグリコーゲンを、再度ブドウ糖に分解することで補います。

「多かったら貯めておく」「足りなかったら切り崩す」といった
「エネルギー源の貯金箱」という、非常に大きな役割を果たす組織でもあるのです。

「エネルギーの貯めすぎ」で壊れていく肝臓

肝臓がグリコーゲンを蓄えすぎている状態は「脂肪肝」と呼ばれ
進行することで、「肝硬変」へと発展する危険な状態です。

これらの「肝機能障害」と呼ばれる症状は、
結果的に、インスリンの働きを弱めることにつながります。
(インスリンが忙しくなり、それによってより壊れていくため)

肝臓が壊れる・インスリン本来の働きを果たせなくなく、ということは
結果的に・直接的に、血糖値をコントロールできなくなることになるのです。

この肝機能の障害による糖尿病は、「肝性糖尿病」と呼ばれ
糖尿病に至る理由としての、典型的なものでもあります。

肝臓の悪化は「見た目」にも現れる

肝臓は、血糖値のコントロール以外にも様々な役目を負っており
その結果の1つとして、症状の状態が「顔に出やすい」ことが特徴的です。

顔色(肌色)というのは、体の内側・外側の両方から変化するものです。

肝機能障害によって起きる、肌色の変化しては
肝機能の低下によって「ビリルビン」という物質が発生することで
「黄疸(黄疸)」と呼ばれる、黄色く見える色素が皮膚に沈着します。

もちろん「顔」だけにととまらず、体全体として
「見るからに不健康そうな」色・状態となっていきます。

そして血液に関わる問題において、無視できない要素が「血流」であり
血糖値が高い状態、そして血中脂肪が高い状態(脂質異常症)というのは
「動脈硬化」を招く典型的な症状であり、「血流の悪化」は「肌色」を悪化させます。

それも「皮膚が薄い部分」に対し、より顕著に現れるため
「顔面」というのは、ま血流の悪化を反映しやすい部分でもあるのです。

負のサイクルの始まりとなってしまう

そもそも、肝臓の機能に問題が発生する理由に関しても
基本的には不摂生な生活習慣の結果であり、それは直接的な高血糖のリスクでもあります。

  • 血糖値の急上昇
  • インスリンの疲弊
  • 肝臓の負担増
  • インスリンの機能不全
  • 高血糖

これらは、全てが全ての要因・結果であり
その悪影響の発生サイクルは、徐々に加速していきます。

そして、その結果は「体調不良」だけでなく「ルックス」にも影響します。

「最近、急に化粧のノリが悪くなった」と感じている場合、
実は肝機能障害・高血糖が進行していた、ということも考えられます。

最終的には「顔色」にとどまらず、「残念な肉体」につながるものであり
そうならないためにも、その「起点」となる肝臓は死守するべき臓器なのです。